議員バッジを着けて格闘技?

ある焼津市議会議員が格闘技イベントのオーディション番組に議員バッジを着けて参加していたことが問題になっているようです。この件について、見出しをぱっと見たとき、「えっ? 議員がバッジを着けて格闘技やったの?」と一瞬思ったのですが、そうではなく、そのイベントへの出場者を募るオーディション番組に出たということのようですね。格闘技は上半身裸でやることが多いので、体のどこにバッジをつけたのだろう?と、不思議に思ったわけですが、なるほど、そういうことですか。
議員バッジをつけてそういうイベントに出て、「市議会議員です」と自己紹介したことなどが問題になったようですが、議員さんなんて、どこへ行くときもバッジを着けたままという人も多いですよね。(スナックへ入る前に外すとかは聞いたことあるけど)そんなことで一々問題にしていたら議会の全員がアウトじゃないの?とも思うのですが、焼津市の政治倫理審査委員会の報告書を見ると、どうもその件だけではなく、いろいろあったようですね。詳細な事情を知り得ていない私は、その是非についてどうこう言う資格はないので、興味のある方は、とりあえずは報告書を読んでみてください。
議員バッジについては、私は「やめればいいのに」と思う派です。国会ではバッジは身分証代わりで、守衛さんもバッジを見て議員かどうか判断しているというようなこともお聞きしますが、いかにも前時代的、権威主義的な感じがして好きではありません。地方議会でも、少し前、高価な議員バッジが議員を辞めても返還されないことが問題となり、最近は低価格のものに切り替えているというような報道もありましたが、そもそもバッジなんて要らないでしょうに。
身分証が要るなら、普通のカード式の身分証でいいじゃないですか。国会でも今は申請すればもらえるそうですが、それなのに、当選直後、国会の議事堂前でバッジを誇らしげにつけている姿をみると、本当に「あほらし」としか思えません。即刻やめるべきだと思いますが、そんなことを言うと、バッジ屋さんに叱られるでしょうか。まあ、共通の様式まであるようだから、すぐにはなくならないんだろうけれど、御当地のゆるキャラのバッジで十分だと思いますけどね。