角館市議会解散に伴う選挙

2025年03月06日

「職員へのパワハラ」と第三者委員会に認定された角館市の関市長は、2025年1月30日に市議会で不信任案が可決されたことを受けて2月5日に議会を解散しましたが、その市議会議員選挙の投票日が今週の日曜日(3月9日)となりました。

結果はどうなるのか、関係者でない私にはよく分かりませんが、最近、首長と議会が対立し、議会が不信任をした結果、議会が解散されるという例が少し続いていますね。そういえば、兵庫県議会でも100条委員会の報告書が出て、今後また議会で不信任が出されるとどうなるのか、ちょっと気になるところでもあります。

ただ、いずれのケースも、残念なのは住民不在なんですよね、結局。首長と議会議員、それぞれいろんなバックボーンがあって、いろんな利害があって、いろんなしがらみがあって、どの段階からどう問題が絡み合ってきているのか、それは本当に複雑で、また、それぞれのケースで違うわけですが、どれもこれも、純粋に地域住民のためを思っての不信任、あるいは議会解散ではないように思えます。

日本全体はもちろん、それぞれの地域でも大変な思いをしている住民の方も多くいて、地域の政治・行政の力で少しでも住みよいまちにしてほしいと思っているでしょうに、不毛な「喧嘩」で無駄な税金がたくさん雲散霧消してしまうのは、本当に残念としか言えません。

マスコミが一切報じない「財務省解体デモ」、日本人は穏やかな人種なので暴動などは起こりませんが、長く続く不況や物価高による生活苦、その一方での頭がお花畑の政治家によるスキャンダル等々、「そろそろいいかげんにせえよ」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。世が世なら一揆が起こっても不思議ではない、そう個人的には思います。

まあ、コロナ禍から始まった未曾有の非常事態が続いているのに、何事についても、遅い、しょぼい、ピント外れ。そんなことばかりやっていると、本当に国会議員なんて要らない、地方議員も要らない、そもそも議会なんか要らない、そう思ってしまいますね。

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